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七五三の黙示録(5)「日の出る方からその栄光をおそれる」

 ここで七五三というある意味、途方もない数列のルーツをみておこう。真実はもっと深い河の底なのだろうが、残念ながら我々にはそれを探索する資料が殆ど与えられていない。

 与えられているのは歴史上、最初にこれが現れたのが恐ろしく古い時代でしかも登場の仕方がなかなかユーモラスであったということだけである。今から約四千年前、中国の伝説の王朝と言われる夏の時代のこと、黄河の治水工事の最中に河の底から一匹の亀が這い上がってきた。
 
 奇妙にもその亀の甲羅には点で図が描かれていて、それを数字に直すと次のような数列になった。

    4    9     2

    3    5     7

    8    1     6

 これを見た皇帝はことのほか喜んだと伝えられているが、この数列は世界で初めての魔方陣で中心の行を占めているのが七五三である。

 この伝説のいわんとすることは亀の意味が分かると簡単に解ける。平御幸氏のサイト「エフライム工房」には亀は神の使いと信じられていたとあるが、その根拠は背中に六角形を背負っているからとしている。この説を拝借したいと思う。

 アジア各地には神話に基づいて亀が世界を背負っている図があるが、これは神によって世界が支えられているという意味なのであろう。又、中国では亀甲を焼いて占う風習があったが、神の意思を知るということだったのだ。わが国の御伽噺にも登場する亀は多くの国、人々から尊敬と親しみを持たれていたということだ。

 蛇足ながら、国語のメは複数とか多数の意味があるのではないか。メは目、芽に通じ、又、かもめ、すずめ、つばめ、まめ、こめ、などの群れる生き物に使用されているのはそのためであろう。かめのメは背中に六角形が複数個あることから名付けられたのだ。元々は、かみ、で神が複数だから、かめ、になったのだと推理するのだが?

 英語のMENYのMEも同じであるが、ここではそれに深入りするのはやめておこう。
 
 皇帝が亀をみて喜んだ理由は何か。それは魔方陣を初めて目にしたからではなく縦、横、斜めの数字を足すと15になるからだ。15=1+5=6。6の意味するものは前述のとおりである。河(カ)は夏(カ)であり、河の底とは夏王朝の出自のことである。従って、この伝説は、夏がユダヤ人の王国であることを宣言していることになる。
 
 続く。
 

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