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聖書訳漢字字典 <多>

 これはカタカナのタを用いて「多い」を表したと見るほかに考えようがない文字である。タがもともと多いの意味を持っていた文字であったものを二つ重ねることによってさらに多いことを強調したのが<多>である。全てが漢字の創世期に存在したとは言えないだろうが、漢字の中には部品のようにしてかなりのカタカナが使用されている。

 今までは漢字の一部を抜き出したのがカタカナだという説が一般的であったが、それは例えば、パソコンの機能の一部の文字入力部分を取り出し、それからワープロを造ったと語っているのと同じで実際はその逆なのである。簡単なものから複雑なものへ進化してゆくのが現実の流れである。初めにソロバン、次に電卓、その次に電算機となったのだ。

 カタカナは漢字よりも古い文字であるということを裏付ける史料はまだ見たことはないが、理屈の面からは確実ではないだろうか。

 それではタが何を表すかであるが、カタカナのクの右斜線に点が付いた文字だと思う。その意味はCHRISTのクを否定している図ではないだろうか。

 

 

 
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